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街乗りで大活躍!コンパクトでおしゃれなミニベロについて徹底解説

街中で見かける小さな車輪のついた自転車をミニベロといいます。
レトロでかわいらしいカラーリングもあれば、ロードバイクのようなハンドルが付いたかっこいいミニベロも見かけますが、どのような違いがあるのでしょうか。
今回はそんなミニベロについて詳しく解説します。

ミニベロイメージ

ミニベロはどんな自転車?

どのくらいの車輪の大きさまでがミニベロなのかというと、ミニベロとは20インチ以下の小さな車輪を使った自転車のことです。
ベロとはフランス語で自転車という意味があり、ミニベロ=小さな自転車を指しています。
ママチャリのような一般車よりも小型で可愛らしいデザインが多く、女性からの人気が高い車種です。 折りたたんで更にコンパクトにできるものや、ロードバイクのような見た目のものまで様々な種類があります。

ミニベロと折りたたみ自転車の違い

ミニベロと折りたたみ自転車との決定的な違いは、折りたたみ機能があるかないかという点です。
20インチ以下の車輪を使用していればミニベロに分類されます。
その中で折りたたみ機能が付いたのが折りたたみ自転車です。
ですがミニベロと折りたたみ自転車はイコールではなく、折りたたみができれば20インチ以上の大きな車輪を使用していても折りたたみ自転車になります。

ミニベロの種類

ミニベロは機能とパーツの種類によって以下のように分かれます。
いろいろなモデルがあるので、走る場所や目的によって種類を決めるのがおすすめです。

街乗り向けのシンプルなミニベロ

折りたたまない一般的なミニベロです。
アクセサリーは後付けするシンプルなモデルから、初めから買い物用のカゴが付いているモデルまであります。

持ち運びに便利な折りたたみ自転車としてのミニベロ

かなりコンパクトにできる折りたたみ自転車のミニベロは、車載や輪行でも持ち運びを想定している場合におすすめです。
駐輪スペースが限られて、玄関の中に入れなければならない際にかなり小さくできます。
持ち運びやすいようにかなり小さなホイールを採用していたり、軽量なフレーム素材を使っているのが特徴です。

軽快な走りができるドロップハンドルがついたミニベロロード

ミニベロロードとは、スピードを出したり、より遠くへ走りたい方向けのスポーティーなミニベロです。
ドロップハンドルを採用することで、前傾姿勢になって空気抵抗が減ります。
タイヤの大きさは20インチ以下ですが、スピード感のある走りができるようにロードバイク並みの細いタイヤを使っています。

楽に走れるアシスト機能付き電動ミニベロ

電動アシスト付きのミニベロは、タイヤが小さくて苦手な登り坂でも楽に走れる電動アシスト機能が付いているミニベロです。
モーターが付いているためそのぶん重量が増すのと車体の価格が高額になります。
持ち運びよりも楽に走りたい方におすすめです。

ミニベロの魅力

ミニベロにおける大きな魅力の一つはデザイン性です。
シティサイクルのような一般車よりもおしゃれなカラーリングバリエーションが多く、中には同じ車種だけで8色揃えているメーカーも存在します。
街中に駐輪していると目を惹くような小型でかわいらしいデザインをファッションとして楽しめるのが魅力です。

ミニベロに乗るメリット・デメリット

ミニベロには電動アシスト付きタイプ・折りたたみタイプ・ミニベロロードタイプといった種類があって、デザイン性が高いという魅力を紹介してきました。
次は、ミニベロを選ぶことによるメリットとデメリットについて解説します。

ミニベロのメリット

ミニベロに乗る際の代表的なメリットは3点です。

小回りが効く

車輪が小さくてハンドルが扱いやすいので、細小路や人ごみの中でも走りやすいのがメリットです。
街中に多い信号や一時停止後のリスタートの際、楽に踏み込むことができます。

見た目がおしゃれ

レザー調のハンドルやサドルを使ったクラシカルなデザインから、現代的なポップな色づかいのフレームまで、デザイン性に富んだ見た目もメリットの1つです。
レトロなミニベロが駐輪していると、まるで海外の街のようなおしゃれな雰囲気になります。

コンパクトで駐輪しやすい

ミニベロは全体的に小さいので、自宅の片隅に駐輪しやすい大きさです。
駐輪スペースがなくて自宅玄関の中に入れたい場合は、折りたたみミニベロにすれば更にコンパクトに駐輪することができます。

ミニベロのデメリット

コンパクトで扱いやすいのがミニベロのメリットですが、車輪が小さいぶん一漕ぎで進める距離が短いので、長距離走行には向きません。
車輪の大きなクロスバイクやロードバイクと比較すると、スピードが出ないのでそれだけ目的地への時間もかかってしまいます。
坂道も頑張って漕がないと進めないため、起伏の少ない街中向きの自転車といえるでしょう。

電動アシスト付きのミニベロ

デメリットである坂道の登りにくさと、スピードの出しにくさをカバーできるのが電動アシスト付きのミニベロです。
メリットを残したまま便利になった電動ミニベロには、どういった特徴があるのか、電動ミニベロの種類とともに解説します。

電動ミニベロの特徴

電動ミニベロの特徴は、漕ぐ力をアシストしてくれる電動ユニットがついている点です。
通常のミニベロで坂道を登ると失速率が高く、進まないので体力を使ってしまいますが、電動ミニベロの場合は今まで自力だった進む力を比較的楽にスイスイと登れるようになります。
車輪の大きさや全体的なサイズは同じなので、クイックかつパワフルな走りは維持できるのです。

その分高額になってしまい、重量は増しますが、電動アシストの恩恵は非常に大きいといえるでしょう。
また、バッテリーが切れてしまった場合は、アシストがなくなって更に登るのが困難になってしまうため注意が必要です。

電動ミニベロの種類

通常のミニベロと同じく、電動アシスト付きの中にも種類がいくつかあります。

泥除けやカゴ、スタンドが初めから付属した街乗りタイプ

坂道のある通学路や通勤路を楽に走りたい場合は、シティタイプがおすすめです。
アクセサリー類がある程度揃っている場合が多いため、後からの出費を抑えられます。
自分に必要な部品はなにかをピックアップしてから車種を絞るのがおすすめです。

長距離や登板がスムーズなスポーツタイプ

スポーツタイプはいわゆるEバイクタイプです。
必要最低限のパーツで軽量な電動ミニベロになっています。
ある程度のスピードを出して軽やかに乗れるミニベロです。

一番コンパクトな折りたたみタイプ

旅先でのレジャーを楽しみたい方は折りたたみタイプの電動ミニベロがおすすめです。
出先の場合は予備バッテリーがあると万が一のバッテリー切れの際にも安心してサイクリングを楽しめます。
持ち運び前提であればこの車種が向いています。

子乗せキャリア付属もしくは対応したファミリータイプ

子どもの送迎を想定する場合は、子乗せキャリアに対応したファミリータイプがあります。
もし子どもを乗せる場合には、子乗せキャリアと子どもの体重を合計した積載量をクリアしている車種かの確認が必要です。
子どもが大きくなったらキャリアを外して普通の電動ミニベロとしても使用できます。

新ジャンル!ミニベロロードバイクとは?

普通のミニベロとミニベロロードとの違いは、特徴的な形状のドロップハンドルです。
ミニベロはまっすぐなフラットバーハンドルを採用した車体がほとんどですが、ミニベロロードではドロップハンドルを採用していて、スポーティな見た目になっています。

ドロップハンドルが付いたミニベロ

ミニベロロードとは、ドロップハンドルを装着したミニベロのことです。
前傾姿勢が深くなるため、少しレーシーなポジションになります。
20インチ以下の車輪を使っている点は同じですが、通常よりも細いタイヤを採用したモデルが多く見られます。
ミニベロの中でスピード感を意識した車種がミニベロロードです。

フレームの素材もロードバイクのようにカーボン、アルミ、クロモリと分かれます。 軽量で振動吸収性が高いのはカーボン、リーズナブルなのはアルミ、乗り心地が良くてレトロな見た目なのはクロモリです。

ミニベロロードバイクのメリット

ミニベロロードは、ロードバイクのポジションに近くなりスピードの維持がしやすくなるのがメリットです。
速く走ると時速が上がって短い時間で遠くまで走れるため、長距離走行が楽になります
広いサイクリングロードでは気持ちよくスピードを出せて、狭い街中では小回りが効くメリットはそのままです。
ロードバイクではサイクリング用ウェアを着用しますが、ベースはミニベロのままなのでカジュアルな普段着で乗れるのもミニベロロードの魅力の一つです。

まとめ

ミニベロはコンパクトな分、細小路や曲がり角の連続での小回りが効いて、街中や短時間のサイクリングに適しています。
また、軽量さを生かした折りたたみミニベロは持ち運びに便利です。
車輪が小さいために走行性が低く、長距離移動には向かないというデメリットもありますが、電動アシスト付きミニベロや、スイスイ走れるミニベロロードバイクによって解消できます。
自分の目的に合ったミニベロを選んでサイクリングを楽しみましょう。